こめよです。色鉛筆でキャラクターイラストを描いています。
皆様は瞳の中を塗る時に、どの色をどこから塗ればいいか悩んだことはありませんでしょうか？
「赤色の瞳を描きたい」など色を決めて描かれると思うのですが、「赤に近い色を使った方がいいのか？実際に塗る時に、瞳孔から塗った方が良いのか？」など悩まれることはありませんでしょうか？
私も瞳の中の塗り方は試行錯誤を繰り返しております。アナログイラストは色を塗り重ねていくので、塗り間違えたりしても修正が難しいイラストです。そのためにあらかじめ色を塗る場所や順番、色の濃さなど決めて塗らないといけません。
そのように考えながら塗るのは辛いと感じる方もいると思います。ですがご安心ください。
今回は色鉛筆で瞳の中を単純に、でも綺麗に仕上がる塗り方をご紹介したいと思います。例として赤色の瞳を描いております。
こちらの記事をご覧いただいて、少しでも「色鉛筆で描いてみたい！」と思ってくださったら嬉しい限りでございます！
瞳のハイライトの輪郭を描く
こちらの瞳のイラストをご用意いたしました。
目の中を塗るとき、最初にすることは瞳のハイライトの場所を決めることです。場所を決めたらそのハイライトの形を薄く描きます。ハイライトの中は塗らなくて大丈夫です。
赤色の瞳を塗るので赤色を使います。
瞳孔を塗る
焦茶色で瞳孔の形、シルエットを薄く塗ります。なぜなら濃く塗ってしまうとこの色だけが目立って、瞳の中で浮いた存在になってしまうからです。先ほど描いたハイライトの線をはみ出さないように塗っています。
瞳の上半分を塗る
赤色で瞳の上半分を塗ります。ここでポイントがあって、アイラインから始まる瞳の線と、真ん中で横切る線を一部濃くします。(矢印の部分)
ハイライトの中は塗らずに、その周りを塗りつぶします。ここで先ほど描いた瞳孔も上から重ね塗りをします。
瞳の下半分をぼかすように塗る
下半分の瞳を塗ります。ここの色はお好みで塗って大丈夫です。もしわからない場合は、黄色を塗るのがおすすめです。黄色は色の中でぼかしやすい色なので、淡いグラデーションの効いた色を作ることができます。
実際に私も瞳の下半分は黄色で塗ることが多いです。
虹彩を点々で描く
焦茶色で虹彩を点々で描いていきます。瞳はガラスのような物体で、中の瞳孔や虹彩も少し揺れて見えます。
点々で描いて雰囲気を出します。
ハイライトに縦線を入れる
赤色を使ってハイライトに縦線を入れます。順番はどちらからでも大丈夫です。
この線は濃いめに塗るとはっきり見えるので、下記のように少しだけ濃いめに塗っています。
全体的に赤で重ね塗り
最後に、赤色や焦茶色を使って全体を重ね塗りします。
ポイントは外側を濃く塗って、内側に行くたびに薄く塗っていくイメージです。
円状のグラデーションと下半分の黄色とのグラデーションを作ります。
まとめと完成
完成しました。
今回、瞳の中は3色の色鉛筆を使いました。
ポイントも簡単にまとめております。
- 瞳のハイライトの線を描いて塗らずに取っておく
- 瞳孔を塗る
- 上半分を塗る
- 下半分を塗る（好きな色でOK）
- 虹彩を描く
- ハイライトに縦線を入れる
- 全体的にベースの色で重ね塗り
もちろん、他の色を使って塗っても大丈夫です。他の色を使えば、また違う表現ができたり、深みのある色を作ることもできます。
色鉛筆の色作りは無限大にあると思っているので、ぜひ自分好みの塗り方を見つけてみて、試してみてください・・・！素敵な発見があると思います！
今回は色鉛筆で瞳の中を塗る方法をご紹介いたしました。アイラインや白目の影などはまた別の機会でご紹介したいと思います。
また次回の記事にてよろしくお願いいたします。
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