こめよです。色鉛筆でキャラクターイラスト描いています。
皆様は線画が見えないイラストと、線画が見えないイラストのどちらがお好きでしょうか?
両方好きと言われる方もいると思います。私は色鉛筆でイラストを描いているのですが、線画を強調させるイラストがいいのか、線画が全く見えないイラストがいいのか迷うことがよくあります。
今回二種類のイラストを使って、線画の見えるイラストと線画の見えないイラストの二つを比較してみたいと思います。
もし「線画が見えない淡いタッチがいいのかな?」「線画をはっきりさせてメリハリの効いたイラストにしてみたいけど・・・」など線画の表現に迷ってる方がいらっしゃいましたら、ぜひこちらの記事を最後までご覧いただけたら嬉しいです。
線画が見えるイラストの特徴
- 力強く見える
- メリハリがつく
- 彩度が低いと線画が浮いて見える
黒色で線画を濃くしたイラストです。線画を見えるように濃くするとその物がはっきりと目立ちます。線画がはっきり見えるイラストは全体的に力強く見えました。
輪郭線が見えるので色が塗りやすい利点もあります。どこに何があるかわかるからです。
髪の毛など輪郭が見えて強調させることもできます。線を薄くしたり濃くしたりと強弱をつけるのも良いポイントです。
ただ主線がはっきり見えるので、修正が効きにくいのと彩度が低いと線が目立ちすぎる二つの注意点があります。
上記のイラストはガッツリと線を描いています。消しゴムでも消しにくく、別の色で重ね塗りしても消えないぐらい濃い線です。色を何度も塗って鮮やかにしないと、線画が目立って浮きます。
線画が見えないイラストの特徴
- 儚さを出せる。
- 透明感がある
- 色を濃く塗らないと見えない。
線画を見えなくしたイラストです。線はあるのですが、極力薄くしてます。
線がはっきり見えないので、柔らかく淡いタッチを表現できます。ぼかしやグラデーションをやりやすいのがこっちのイラストです。
布のフリルなども色塗りだけで表現しています。主線はあるのですが、本当に薄いです。
こちらの髪の先のように透明感があるように見せることもできます。
透けて見える感じを出せたときは本当に嬉しくて、達成感を感じました。
ただ、色を塗り始める時がすごい難しいです。線画がかなり薄いので見えづらく、どこに何があるか分からなくなっています。(対処法は部屋を少し暗くして影を作ることです。若干見えるようになります。)
どこに何があるか分からなくなるので、色を濃く塗って見やすくしていくのがポイントです。
イラストを並べてみる
イラストをちょっと並べて見ました。左はスッキリと硬い感じがします。右はふわっとした柔らかい感じです。
髪の先です。
洋服のしわなどの辺りです。
まとめ
特徴 | 注意点 | |
線画が見えるイラスト | 色を塗りやすい 力強くはっきりして見える かっこよく見せやすい | 消しゴムで消せない 色を濃く塗る必要がある 線が目立ちやすい |
線画が見えないイラスト | 透明感がある 柔らかいタッチ 儚さを出せる 修正しやすい | 色を塗りづらい どこに何があるか分かりづらい 色を濃く塗る必要がある |
特徴を簡単にまとめて見ました。
どちらのイラストにも良い点がありました。両方とも注意点に「色を濃く塗る必要がある」というものがあります。色鉛筆は重ね塗りをすればするほど色が鮮やかになっていくからです
皆様は、柔らかくて儚く見えるイラストと力強くはっきりと見えるイラストのどちらがお好きでしょうか?この比較が何かしらの参考になりましたら本当に嬉しい限りでございます!
私も両方のタッチをもっと描いてみて、他にも何かないか試していきたいと思います。
今回は線画が見えるイラストと線画が見えないイラストの比較をご紹介いたしました。
また次回の記事にてよろしくお願いいたします。
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