こめよです。色鉛筆でキャラクターイラストを描いています。
皆様はイラストでの色塗りの際に塗りムラについて考えたことはありますでしょうか?
塗りムラとはこのように濃いところと薄いところがあって仕上がりがアンバランスな状態のことです。
こちらの塗りムラを減らすとこのようになりました。
完璧に仕上げようとすると時間と労力がかかるので、できる限り減らす方法を今回ご紹介したいと思います。色鉛筆を描く際の参考になれば幸いでございます。
筆圧に注意
色を塗る際に一番大変なことは筆跡を残してしまうことです。どういうことかというと下記の写真の矢印の部分にご注目ください。
矢印の辺り部分だけすごく濃くなっております。鉛筆の芯の跡が残っているので修正が大変になります。消しゴムでも消しにくく塗りムラのできる原因です。
この筆圧が残る塗り方をできる限りしないように心がけております。
一定の方向で塗る
向きを変えずに一定の方向で塗ります。斜めなら斜め、縦なら縦のまま面を塗りつぶしていきます。向きをバラバラにすると塗りムラが起こりやすいです。
左は斜めに塗って、途中で向きを変えました。右は斜めのままずっと塗っていきました。
左の方が、若干塗りムラがあるのが見えますでしょうか?
円の縁の方は狭いので塗りやすく向きを変えても大丈夫です。
上記の塗り方は広い面で塗る際にすると綺麗に塗ることができます。
薄く塗り始めて何度も重ね塗り
塗り始めは薄くします。消しゴムで修正がしやすいのと、重ね塗りをするためです。
こちらの重ね塗りをするというのは、二色、三色と他の色を使うことではなく、一色を何度も重ねて塗ることです。塗りムラを減らす方法でございます。
先ほどのこちらの円をまた同じ色で重ねます。向きも同じで塗ってみます。
さっきより濃くなってムラも減りました。何度も重ね塗りをすることで塗りムラも減らすことが可能です。
同じ力で塗る
力を入れて塗る際も、力を入れずに塗る際も力加減は同じにします。色を塗っている途中でいきなり力を入れたりすると、色が変わります。これも塗りムラの原因になります。
軽く塗り始めたけど、途中から強い力を入れてしまった場合などこんな感じになります。
イラストを早く完成させたいと焦っていたらこうなったことがよくありました。
力加減というのは色鉛筆での色の調整をする際にとても重要と思っています。
まとめ
塗りムラが起きる原因をまとめてみました。
- 筆圧が強すぎて鉛筆の跡が残る
- 塗る方向を途中で変える
- 力加減を途中で変える
こちらの3点を気をつけて描くと塗りムラが減ります。
一番のポイントは薄めに塗り始めて、力加減を変えずに何回も重ね塗りすることです。
色鉛筆は薄めに塗る場合も、濃いめに塗る場合も塗りムラを減らすには力加減が必要になります。
最初で申し上げた通り、完璧にムラなく塗り上げるのは時間と労力がいるので苦しくなると思います。実際に自分も仕上げの完璧さばかりを気にして辛くなることもありました。
ですので、まずは上記の塗りムラの原因を理解して気をつけて塗ることを意識しています。
色鉛筆が好きなので、こちらの記事を見て少しでも描いてみたいなと思ってくださったなら嬉しい限りでございます。
今回は色鉛筆での塗りムラを減らす方法をご紹介しました。
また次回の記事にてよろしくお願いいたします。
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