色鉛筆の芯の先の違い

芯の長さが違うと? イラスト

こめよです。色鉛筆でキャラクターイラストを描いています。

皆様は色鉛筆の芯の長さを考えたことはありますでしょうか?

色を塗る際に色鉛筆で芯の長さが違うと、どう違うのかを試してみたいと思い記事を書きました。

先に結論を申し上げますと、塗る場所によって向き不向きの芯の長さがあるということに気づきました。今回は芯の長さを紹介したいと思います。

先を尖らせる

先を尖らせて塗ると細かいところを塗ることができます。塗りムラができにくいです。

細い髪の間や、洋服の装飾部分、顔の部位など細かい塗りを必要とするときに向いています。線画をなぞるときも必ず先を尖らせるようにしています。先が尖っていると、はっきりした力強い線と色を出すことができるからです。

群青1
群青2

デメリットは広い面積を塗りつぶす際にはちょっと大変なところです。しかも力を入れると紙に筆跡が残ります。

そして先を尖らせているので折れやすいという難点もあります。少し折れるだけでまた研ぎ直ししないといけないので、手間のかかる場合があります。

先を少し丸めた場合

先を少し丸めてみました。こちら場合は細かいところ、広いところ両方に塗ることができます。ちょっと欠けても削らなくていいので、効率もいい芯の長さとなっています。バランスの取れた長さです。広い面積ある程度面積場所を塗る際に濃ゆめに塗ることもできます。

紺色1
紺色2

デメリットは線をなぞる際にぼやけた線になることです。例えば、目のアイライン部分の線を力強く塗りたいのに、淡い線になって印象がうすくなったりします。

ぼやけた線なので、つい何回も重ねて描くと主線が変に濃ゆくなったり、薄くなったりと線画した部分がどんどんずれていったりします。この芯の長さの場合は顔の細かい部位や髪の線などには向かない気がしました。

力を入れると鉛筆の筆跡も残りやすいです。

先を平べったくする場合

先が平になっているのが見えますでしょうか?こちらの芯は、広範囲を塗る際にとても役に立ちます。

しかも力を入れて塗っても、筆跡が残りづらい長さとなっています。ぼやけた色合いになるので、グラデーションやぼかし効果にも向いております。

水色1
水色2

デメリットは細かいところを塗れないことです。先が平になっておりますので、狭い面積の場所を塗るとはみ出してしまいます。

濃ゆい色を塗りたいときに力を入れて塗っても、はっきりと力強い色にはならないのが特徴です。

まとめ

鉛筆の芯の長さごとにメリット・デメリットを比べてみました。何かのきっかけや参考になりましたら幸いでございます・・!

メリットデメリット
先が尖っている場合

顔の部位や髪の線などの細かいところができる
より力強い線と色が塗れる
力を入れると筆跡が残りやすい
広い面積はちょっと大変
先が丸い場合広い面積も狭い面積も両方塗れる
濃ゆい線と色を塗れる
力を入れると筆跡が残りやすい
線がぼやける
細かい部分は主線が潰れやすい
先が平の場合広い面積が塗れる
筆跡が残りにくい
全体的に色が薄い
細かいところは塗れない

比べてみると、どの芯の長さでも適材適所の場所があることが分かりました。

実際に試しに塗ってみました。左が先が尖っている、真ん中が先が丸い、右が先が平です。

まとめ

芯の長さだけで色の塗り方や色の濃ゆさと薄さが変わるので、色鉛筆は奥深いものだと思いました。また色々と試したいと思います。

今回は色鉛筆の芯の先が違う場合を比べてみました。

使っている色鉛筆は三菱色鉛筆でございます。

また次回の記事にてよろしくお願いいたします。

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