こめよです。色鉛筆でキャラクターイラストを描いています。
新たなラフが完成しましたので投稿しました。人魚をテーマにして描いております。水中にいるので泡の表現が必要と思いました。そのため今回は色鉛筆で泡のような透明のものを線画したので、ご紹介したいと思います。
以前に水中の表現の描き方をご紹介した記事を書きました。こちらもご覧いただければ嬉しいです。
こちらのラフをなぞった後は、消しゴムで線画を薄くしてから、色を塗り始めます。
透明だけど線をなぞる
透明なのに線画して大丈夫?と思った方もいらっしゃるかもしれません。今回のように色鉛筆で線画してそのまま色を塗る場合は、薄めに泡の部分をなぞります。泡の位置を確認してアタリをとるためです。何も線画もないまま泡を表現しようとすると、泡がはみ出してしまったことがありました。
試しに下記のように描いてみました。
背景色に似ている色で泡をなぞる
背景は青色と水色で海の中を塗りたいと思っています。泡はその色(青色)で線画しました。丸っぽい形のものが泡になる場所です。なぜかというと泡はもともと透明なので、背景を塗りつぶした後に線の色が目立たないようにするためです。
透明のものに線画が残っていると、若干不自然になったこともあります。同系色の色で薄めに塗ることを意識しています。
髪に重なった泡もありますが、青色で線画をなぞっております。
泡の内側(ふち)は薄めに
泡のすぐ内側は何も塗らない、もしくは薄めに塗ります。
下記の絵は実際に色を塗り始めたところです。黄色と紫の部分の泡にご覧ください。
下記のように泡の線があって、それより内側の部分は何も塗らずに塗り残しています。こちらが泡のポイントです。泡だけでなく透明感を出したいものにも応用できると思います。
イラスト全体に色を付けた後、仕上げに黒や紺色を使ってアクセントを付けていきます。
まとめ
泡を描く際にやっていることをまとめました。
- 泡の線画はなぞる
- 背景色と似ている色でなぞる
- 泡の内側は薄めに(または塗り残す)
力を入れずに塗ったり、描いたりすると、修正もしやすいのでいつも最初は薄く塗っています。透明感を出したいときによくしている描き方です。
今回は泡の線画をご紹介しました。
また次回の記事にてよろしくお願いいたします。
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